「この本おもしろかったよ!」

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1ケ月に約2冊のペースで朔北社の社長である宮本と出版部員のお気に入りの本を紹介。本のジャンルは様々なので「本を買う時の参考にしてくれればいいな。」という、ひそかな野望がつまっているコーナー。

【紹介した書籍に興味をお持ちの方へ】 この本は朔北社の出版物ではありませんので、出版状況等に関しましては、お近くの書店、あるいは各出版社にお問い合わせ下さい。

お先、真っ白 お先、真っ白

たかのてるこ/著

扶桑社

ちょっと前、私が元気がなかった頃に本屋で出会った、一冊の本が「たかのてるこ」のエッセイ『お先、真っ白』だった。とにかく元気がない人が元気になれる本。誰でもというわけではないかも知れないが、試しに読んでみてほしい。家族のことや自分のことを書いているのだけれど思わずわらってしまう。とくにこの著者のおかん(お母さん)がものすごくいいキャラクターなのだ。我が家のおかんもかなり面白い人だが、このおかんには負ける。なんせ、子どもが自立した後に腹話術を学び腹話術師になってしまうのだからすごい。まさに、この親にしてこの子!という感じもするのは私だけなのだろうか?
読む人を元気にさせる本というのはみんなに紹介したくなる。基本的に人間だれもが、同じ本を見て同じように面白いね〜という感想を持つわけがないと思っているので、特に自分が好きな本は人に紹介できない「たち」なのだが、『お先、真っ白』だけは特に一緒に笑おうぜっ!という感じにみんなで楽しみたいと思っためずらしい本。私が紹介しなくても、すでにかなり売れているようなので、いまさらだが…他の著書もオススメだ。しかし、この性格だから恋をしてしまうのか旅先でかならず本気な恋をする著者は魅力がある人物なのだろうと思う。一度会って話をしてみたい。ちなみに彼女は東映のテレビ部で働くOL。自分の旅をテレビ局に売り込み番組にもなっている。有給休暇で旅を続け、今までに訪れた国は、世界33ヶ国らしい。(やぎ)


ガンジス河でバタフライ(幻冬舎文庫)

モロッコで断食(幻冬舎文庫)

サハラ砂漠の王子さま(幻冬舎文庫)