アーカイブス
「この本おもしろかったよ!」
1ヶ月に約1冊のペースで朔北社出版部の3人がお気に入りの本を紹介。本のジャンルは様々なので「本を買う時の参考にしてくれればいいな。」という、ひそかな野望がつまっているコーナー。

。本のジャンルは様々なので「本を買う時の参考にしてくれればいいな。」という、ひそかな野望がつまっているコーナー。

【紹介した書籍に興味をお持ちの方へ】 この本は朔北社の出版物ではありませんので、出版状況等に関しましては、お近くの書店、あるいは各出版社にお問い合わせ下さい。

働きママン 小学校編 


おぐらなおみ/著
小林のぶえ/編集

メディアファクトリー


育児はとても大変です。
楽しいことも嬉しいこともありますが、辛いこと、人に言えない自分の心の中にあるもやもやも‥‥あります。ストレスも溜まります。

子どもが生まれてから、いろんな育児漫画を読みました。
漫画が大好きなので、気分転換にもなり、先輩ママの体験に基づく内容は、「あ〜、○○で悩んでるのは私だけじゃない」「こんなこと考えちゃってるのは、私だけじゃない」と思わせてくれて、気が楽になったり、もうひと踏ん張りできたり、心の拠り所でした。

私は働くママなので、働くママが主人公の漫画を、自分と重ね合わせて読むことが多いです。認証保育園→預かり保育充実の幼稚園→小学校(学童)と、大きくなるにつれて、育児と仕事の両立、少しは楽になるかなと思っていたら、実はそうでもなく‥‥。
この漫画に書いてある、「私のレベルがどれくらい上がれば、少しはラクになれるんでしょうね?」まさに、その通り。
このシリーズは、この巻の前に、『働きママン一年生』『働きママン2年生』と2冊あります。保育園や幼稚園に子どもが通う、働くママは、まずそちらを。
小学生がいる、来年小学生になる子どもがいるという、働くママは、ぜひこちらを。

働く母親(女性)の環境改善には、もっと様々な改革が必要だし、女性を男性並に働かせるのでなく、男性が働く環境をもっと女性に近づけることが、本当は女性が活躍するために重要だとか、私なりに思っていることは多々ありますが、そんな根本的な考えは、ちょっと横に置いておいて、働くママに、このマンガをぜひ読んでほしい、できればパパと一緒に‥‥。

働くママ、今日も会社から駅まで全力疾走してますか?
最寄り駅から学童、保育園に向けて、競輪選手のごとく自転車こいでますか?
子どもを家に連れて帰ってから就寝までの怒涛の数時間を、慌てふためいていますか?
忙しい、忙しいって言ってばかりで、子どもと向き合ってないって悩んだりしてますか?
漫画読んで、少しだけ、ほっとしましょ。みんな同じです。(文:みなりん)